「親友関係」を心がけよう

夫婦がこれまで楽しくやってこられた理由を一つだけあげろと言われたら、何よりもまず、私たちが親友だという点につきるだろう。間違えないでほしいが、単に親友というだけではない。お互いに本気でかかわり合い、相手に対して忠実で、子どもたちへの強い愛情と価値観と友人を共有し、魅力と尊敬を感じ合っている。運がいいことに、精神的な価値基準や信念も似ている。だか、こういったすばらしい要素がすべて備わっているからといって、愛が保証されているとはかぎらない。

互いに忠実だといっても、教会に行く車の中で口論するカップルはたくさんいる。価値観を共有するすばらしいカップルは無数にいるが、たえず相手にイライラしている。共通の友人や趣味や価値観をもち、魅力を感じ合っているカップルも数えきれないが、彼らもケンカし、嫉妬し、どうにも長くつきあっていけないようだ。

しかし、まず最初に親友でいようと決めると、すべてかうまくいきはじめる。親友は支え合う、我慢強くて親切で、欠点を補い合おうとする。会話も弾むし相手の話をよく聞く。まじめな話をすることもあるし。楽しく笑い合うこともある。つかず離れずのところにいて楽しいときを共有し、困難なときは助け合う。

親友でいるための最善の方法は、それが2人の関係をどれはどよくしてくれるか」理解することにつきる。「いい関係でいるためには親友でいればいい」と確信したら、あとは簡単。あなたの親友に対するのと同じ優しさ、感謝、尊敬をもってパートナーに接するのが目標だと自分に言い聞かせればいいのだ。疑問が生じたらこう自分に聞いてみよう・・・「この人が私の親友だったら、私はどう反応し、どう行動するだろう?」と。

「パートナーと私は親友だ」とロにする人は多いか、行動が伴わない人が殆どだ。その言葉とは逆に、パートナーを嫉妬や期待や要求でがんじがらめにし、感謝や尊敬や思いやりも示さない人が多い。まるで相手を所有しているかのように振る舞い、こうなってほしいという理想のイメージを押しつけている人がいかに多いことか。

あなたの親友が「仕事を変えるのが夢だ。収入は減るだろうけど、もっと幸せになれると思う」とか「海のそばに住むのが夢なんだ」と言ったとしたら、あなたは多分、理解して励ますだろう。だが、パートナーか同じことを言ったとしたら?同じように理解して励まし、実現するよう協力するだろうか?反射的に否定し、「そんなこと無理だよ。反対だね」と心で思ったり口にしたりしないだろうか?

いちぱん大切なのは、あなたの答え方だ。パートナーにやりたいことをすべてやらせるのは不可能だし望ましくもない。人はいつも転職したり引っ越せるとは限らない。パートナーの望みどおりにすべきだと言っているのではなく、親友との関わり方を思い出すことか大切だと言いたいのだ。夢が実現するかどうかはともかくとして、パートナーが、あなたに支えられていると感じること・・・肝心なのはそこなのだ。

まず親友でいることはすばらしい贈り物であり、めざすに値する目標だとはっきり言える。親友でいるかぎり、中間地点で折り合いをつけることもできるし、互いの夢を語り合うこともできる。この戦略を実行するにはいままでのやり方を反省していくつかの習慣を変える必要かあるが、やるだけの価値はあるはずだ。

— posted by Rick at 12:22 pm